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裁判所は味噌醸造所?東京高裁がまたまた手前味噌

 

 <かつて勤務していた埼玉県の小学校でアスベスト(石綿)にさらされ、中皮腫を発症し死亡したとして、小学校教諭四條昇さん=当時(54)=の妻が、公務災害と認めなかった処分の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は二十九日、請求を棄却した。一審は地方公務員災害補償基金の処分を取り消し、公務災害と認めていた>

 理由は「労働安全衛生法の基準を超える量の石綿にさらされたことが証明されていない」。

 ところが、<厚生労働省によると、労災認定基準には「量」は含まれず、石綿がある環境下で働いた「期間」が重視される。石綿が頻繁に使われたのは一九五〇~七〇年代と古く、量の証明は困難で、認定基準になじまないためだ。期間については、中皮腫の場合、原則一年以上が労災認定対象。四條さんは、石綿が使われた小学校で約八年働いた>。

 東京高裁判決は、国の労災認定にはない基準、つまり手前味噌を持ち出し、教諭の公務災害を認めない結論を導いたというわけだ。

 <「石綿を何本吸ったかなんて誰も証明できない。やっと明るい先が見えたのに、シャッターを閉められた思いです」。判決後、東京・霞が関の司法記者クラブであった記者会見。教諭だった夫の四條昇さんを中皮腫で亡くした妻延子さんは悔し涙を浮かべた>とのことである。

学校で石綿、遺族逆転敗訴 「基準超える量、証明ない」 東京新聞 18.8.30

手前味噌 今月の論壇から(時評日日 18.8.14

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Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。

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