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世界の森林破壊を牽引するものは 4分の1以上が大豆、牛肉、パームオイル・・・

農業情報研究所2018年9月14日より転載

2001年-15年に失われた世界の森林面積は300万㎢に及ぶ。そのうちの27%は永久的に失われたものである。大豆、木材、牛肉、パームオイルなどの農林産商品に対する世界の需要を満たすための工業的農業への土地利用転換がこれをもたらした。いわば商品牽引森林破壊だ。これは主に南米、東南アジアで見られる。

 残り73%は、主にヨーロッパや北米に見られるような木材資源管理(木材利用—再植林)のための森林活動、主にサブサハラ・アフリカで見られる生業的農業のための伐採など(焼き払いも含む)によるもので、一時的な森林喪失だ。

 世界の森林破壊を牽引する要因はなにか。グーグル地球画像を使ってこれを定量する新たな研究が、こんな事実を明らかにした。

  Classifying drivers of global forest loss,Science, 14 Sep 2018:Vol. 361, Issue 6407, pp. 1108-1111

 ネスレ、ケロッグ等、多くの多国籍企業は、大豆、パームオイルなどの商品成分を持続可能な仕方で調達すると約束しているが(注)、約束が守られているかどうかの検証は困難だった。新たな研究は、2001年以来、商品牽引森林破壊が減っていないことを示している。

  (注)

 Oxfam Briefing Paper "PATHWAYS TO DEFORESTATION-FREE FOOD" SEPTEMBER 2017

  農業情報研究所情報から

  ネスレ インドネシア金光集団からのパームオイル調達を停止 雨林・泥炭地破壊の恐れ,10.3.19

  ユニリーバ インドネシア企業からのパームオイル調達停止第二弾 森林破壊の疑い,10.2.25

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プロフィール

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。

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