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皇帝ペンギンのオスも冬の終わりには海に戻る メイのイギリス、トランプのアメリカは?

 イギリスのみは選ばれることを前提に、イギリスのEU離脱を‘自然淘汰’とのアナロジーで正当化する見方がある。しかし、もっと優れた生物学的アナロジーは、昆虫による授粉、豆類におけるバクテリア窒素固定、珊瑚における藻類など、‘共進化’(co-evolution)だ。

 

 ブリザードが吹き荒れる南極の極寒の冬の氷原の上、他の種との繋がりを自ら絶ち、孤立無援、絶食状態で抱卵を続ける皇帝ペンギンのオスも、もう一つの優れたアナロジーだ。彼らも、メスが戻ってくる冬の終わりには飢え死に寸前、フラフラになって海に戻って餌を捕る(多種との交流)。捕食者、競争者と雖も、共同体に暮らす便益はリスクをはるかに上回る。 

 

 Financial Time紙への投稿:Lonely penguins provide a better Brexit analogy,18.9.17,p.8から

 

 Brexitのイギリスも、トランプ孤立主義のアメリカも、いずれフラフラになって世界の大海をめざすのだろう(ただし、海に辿り着く前に絶命する皇帝ペンギンもいる)。

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Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。

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