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安倍首相 次なる課題は部長も部下も壊れる「生産性向上と人づくり」改革



「安倍晋三首相は19日、日経ビジネスの独占インタビューに応じた。今後の経済政策について、日本経済の持続的成長に向け、働き方改革とともに「生産性向上と人づくり」改革に一体的に取り組むことを最重点課題に据える考えを明らかにした。


安倍首相は、自らが先頭に立って労働生産性向上への国民運動を展開する意向を表明。「製造業の有する生産性向上ノウハウをサービス業や地方の中小零細企業にも活用し、人材不足の解消などにつなげていきたい」とのことである。 


安倍首相、次は「生産性向上と人づくり」改革 日経ビジネスオンライン 17.5.19

 

この人、「生産性向上」の意味が分っているのだろうか。

 

「 生産性を上げる――。

 経営者であれば、生産性にこだわるのは当然のことだとは、分かってはいる。だが、「効率を上げろ!」「生産性を上げろ!」という言葉を聞くたびに、なぜかイヤな気分になる。うまく言えないけれど、「人」が「人」として扱われていないような気になってしまうのだ。

 そもそも生産性を上げるって、どういうことなのか?

 無駄な時間をなくして、時間効率を良くしろってこと? もっと集中力を高めて能率を上げろってこと?

 あるいは、「それまで3人でやっていたことを1人でやれ!」「少ない人数で中国人や韓国人、インド人に負けないように死ぬ気で働け!」と激務を強いるってことなのか?

 生産性を上げて、豊かになるのは会社? トップ? それとも働く人? 

 最近やたらと言われている「生産性を上げる」という言葉の意味が、申し訳ないけど私にはよく分からない。いや、果たしてその意味を理解している人がどれほどいるのだろうか」。

 

49歳の部長が漏らした職場の惨状

『恐らくどこの会社でも同じだと思うんですけど、2008年のリーマンショック以降、これ以上カットするところはないくらいカットしてきました。社員の人数だって3年前の半分になっていますし、残業だって制限していますから、人件費も残業代もこれ以上減らすのは到底無理。手をつけられるところは、とことん無駄を削減してきました』

『「当然ながら、利益を増やすために営業力を高めて仕事だって増やしましたよ。でも、それで生産性が上がるかっていうとダメなんです。つまり、市場単価が下がっているんで、利益はカスカス。人数が減る一方で、以前よりも多くの仕事をこなしている。なのに、利益は増えない。忙しいから儲かっているように見えて、ちっとも数字に反映されない。今までやっていたペースよりも、短時間で多くの仕事をこなしているのに、生産性が全く向上しないんです」』

『「しかも、絶対に部下から訴えられるような働かせ方はさせちゃダメ、パワハラもダメ、心理的にプレッシャーをかけるのもダメ、のダメダメ尽くしです。部下の健康は完全に守りながら、生産性も上げろっていうわけです。部下が壊れる前に、私が壊れそうですよ。管理職はみな僕と同じようにストレスを感じているから、人間関係だって悪くなりますからね」

 

社員も会社も不幸にする「生産性向上!」という呪文 日経ビジネスオンライン 11.12.1

 

グローバルな競争に打ち勝つために、社長も、管理職も、社員・労働者も永遠にトレッドミルを踏み続けろということ(構造改革のトッドミルを走り続けるスイス小農民 財政的・精神的破綻で1980年の半分に)。壊れないのは、傍らで見張る安倍総理のみ。総理大臣とはまことにいい商売だ。やめられない。

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プロフィール

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。かつての行動派も病魔のために身体不如意、情報提供と批評に徹します。

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