FC2ブログ

記事一覧

東京新聞の被災地放射線量調査報告 「真実」追求の報道姿勢に敬意

 先日、少なくとも原発事故については「真実」を伝えようとする姿勢が際立つ東京新聞の一記事が本当の問題考えない手段」として「風評被害」と言う言葉を使ったのは残念至極と書いた(南相馬 耕作放棄地に復興の綿種まき 風評被害で耕作放棄とは「真実」か)。

 ただ、これはこの記事に限ったこと、東京新聞の記事がどれもこれもくだらないと言うつもりはない。少なくとも原発事故に関するその真摯な報道は、今なお他紙の追随を許さない。むしろ、そういう記事を決してお見逃しなくと言いたいのである。

 他紙の追随を許さない?どうしてか。

 例えば自前の調査に基づく被災地の放射線量を詳細に報じる記事、他紙でこんな記事を見ることはまずないだろう。

 今日も「楢葉町 山の恵みは今」と題し、当地の山菜に含まれる放射性セシウムの濃度調査の結果を報じている(山の恵みは今 帰還2割の楢葉町で山菜セシウム調査(こちら原発取材班) 東京新聞 17.5.24)。

ところが、福島産食品について最近目立つのは、放射性セシウム 3年連続不検出毎日新聞 17.4.18)、野菜・果実、海産物下回る 放射性物質基準値(福島民報 17.4.6)と言った安全・安心を売り込む報道ばかりだ。東京新聞の上記の記事や中野のコシアブラ 基準上回るセシウム検出信濃毎日新聞 17.5.20)、長野のコシアブラ 基準上回るセシウム検出(同 17.5.19)、軽井沢のコシアブラ 基準上回るセシウム検出(同 17.5.18)といった「真実」を伝え、警告を発する記事には滅多にお目にかからない(あたかも報道管制が敷かれているかのようだ)。

だから東京新聞はお薦めなのだ。とりわけ、「原発取材班」の記事はお薦めだ。最近の放射線量測定記事には次のようなものがある。これを見て風評に負けるな、早々に帰還せよと誰が言えるだろうか。

写真グラフ/ 双葉、大熊町の今

山の恵みはいま  福島県楢葉町の山菜調査

本紙が調べた大熊町の線量マップ 南と西に高線量地帯

本紙が調べた双葉町の線量マップ 北西と西に高線量の帯

本紙が調べた浪江町の放射線量 山側ほど高く、高濃度の汚染土も各所に残る

 

私は朝日の購読はとうの昔にやめた。東京新聞に切り替えた。定期購読しているのは東京新聞とFinancial Timesだけである。ついでに、こんな報道も他紙ではほとんど見られない⇒避難者の住宅「支援継続を」 窮状を指摘 全国80議会が意見書 東京新聞 17.5.24 朝刊; 「共謀罪」プライバシー置き去り 国連特別報告者「深刻な欠陥ある法案」 東京新聞 17.5.24 朝刊

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。かつての行動派も病魔のために身体不如意、情報提供と批評に徹します。

フリーエリア

フリーエリア

PVアクセスランキング にほんブログ村

カテゴリ