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三反園鹿児島県知事 川内2号機運転継続も容認 選挙期間中の運転停止の訴えどこへ

九電川内原発の運転停止を訴えて知事選(昨年7月)で勝利した三反園訓鹿児島県知事が昨年12月の1号機再稼動容認(鹿児島知事、川内1号機の再稼働を事実上容認 日本経済新聞 16.12.1)に続いて2号機の運転継続も容認するそうである。

 22日の県議会で自民党の質問に答え、運転中の2号機について「現状では(九電に)強い対応を取る必要はない」と述べ、運転の継続を容認する考えを示したとのことである(川内原発 三反園知事、2号機運転も容認 南日本新聞 17.6.22)。

 知事は、2号機の安全性や避難計画を検証する県の専門委員会において「熱心で活発な質疑応答が交わされた結果、専門的見地から問題があるとの意見は出されなかった」と釈明する。

 しかし、これでは釈明にはなっても「説明」にはならない。当選当初、彼は「安全性が確保されていなければ原発を動かすわけにはいかない」、「活断層をとりあえずもう一度調査していただきたい。避難誘導道路も今のままでいいかという問題もある」と語っていた(川内原発、稼働継続不透明に 鹿児島知事に三反園氏 日本経済新聞 16.7.11)。

 だとすれば、専門委員会は「熱心で活発な質疑応答」をするだけでなく、これらの問題に確かな答えを与えねばならなかったはずだ。「専門的見地から問題があるとの意見は出されなかった」で済む問題ではない。

 どうしてこんなことになったのか?そもそも、県が選任した12人の専門家(参照:川内原発の第三者委、12人の委員公表 鹿児島県 朝日新聞 16.12.19)には独自に安全性や避難計画の実効性を確認する能力などなかったからだ。「特別点検や定期検査について九電や原子力規制庁から説明を受けて安全性を確認し、事故時の避難計画の実効性」を検証するだけだ。事実、1号機についての専門家会合は、定期検査で異常は認められなかったとして安全性を強調する九電の主張を鵜呑みにしただけ、この会合に先立ち、宮町座長は委員会としての原発の安全性に関する結論は出さず、三反園訓知事に助言として報告するだけと言っている(鹿児島県専門委、川内原発の検査結果了承(共同) 佐賀新聞 17.2.7)。そもそも安全性を評価できる専門家などいないということだ。

 これでは、「安全性が確保されていなければ原発を動かすわけにはいかない」という知事の約束を守るためには、知事自ら「安全性が確保」されているかどうか判断しなければならないことになる。そんなことができるはずがない。「専門的見地から問題があるとの意見は出されなかった」と逃げるほかない。鹿児島の有権者、逃がすまいと思っても後のまつり、日本列島何処も同じ、政治(家)不信は募るばかりだ。

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プロフィール

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。かつての行動派も病魔のために身体不如意、情報提供と批評に徹します。

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