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新渡戸記念館廃館訴訟 仙台高裁が地裁に差し戻し 拍手!だが却って深まる司法へ疑念

 今年128日、青森地裁が新渡戸記念館を廃止する十和田市条例を取り消すように求めた新渡戸家の訴えを却下したと憤激をもって伝えたが(新渡戸記念館廃止訴訟 存続を求める原告が敗訴 貴重な史料は誰が保存?)、仙台高裁は昨23日、審理を青森地裁に差し戻したそうである。

 <新渡戸記念館訴訟>地裁に審理差し戻し 河北新報 17.6.24

 小川浩裁判長は「市は記念館の設置時に新渡戸家と交わした覚書で、史料の文化財としての価値を認め、適切な管理、保全を約束していた」と指摘。「合理的な理由がない限り、条例による一方的な記念館の廃止は許されず、訴えは適法だ」と結論付けたという。

 翻って、地裁判事の判断は「市は文化財の所有者に、保存や展示の施設を提供する法的義務を負わない。覚書によっても具体的な権利や法的地位は生じず、訴えは不適法だ」というもの、この懸隔は驚きだ。

記念館存続を心から願う者として高裁判決に拍手を送りたいが、判事次第でどうしてこんな違いが生まれるのか、司法に対する疑念は一層深まった。

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プロフィール

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。かつての行動派も病魔のために身体不如意、情報提供と批評に徹します。

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