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「海がつぶされていく様子を毎日見ている」 テレビが決して伝えない沖縄の現実と首相の嘘

   目に余るテレビの安倍首相忖度。ひと(他人)の奥座敷が土足で踏み荒らされるのを平然と見ている(いられる)人(人間)としての感性の欠如はどこから来たのだろう。

辺野古反対派住民が提訴 埋め立て承認巡り〔共同〕 日本経済新聞 19.1.29

米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、県による埋め立て承認撤回の効力を、国土交通相が停止した決定は違法だとして、移設に反対する住民ら16人が29日、決定取り消しを求める訴訟を那覇地裁に起こした。

埋め立てによる環境破壊は復元できず、緊急を要する」とし、判決前に承認撤回の効力を暫定的に回復させるよう求める「執行停止」も併せて申し立てた。

沖縄県は昨年8月、工事の違法性を理由に辺野古沿岸部の埋め立て承認を撤回した。これに対し、工事を担う防衛省沖縄防衛局は行政不服審査法に基づき効力停止を申し立て、国交相が同10月に認める決定をした。

政府は中断していた工事を再開させ、同12月に埋め立て予定海域への土砂投入を始めた。

訴状で住民側は「辺野古移設を一体となって進めてきた国交相は公正中立に判断できない」と主張している。原告の松田藤子さん(78=名護市汀間=は記者会見で「海がつぶされていく様子を毎日見ている。我慢の限界だ」と話した。

<社説>「辺野古」施政方針 印象操作はやめてほしい 琉球新報 19.1.30

 安倍晋三首相は施政方針演説で、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設を推進する姿勢を改めて示した。

 「これまでの20年以上に及ぶ沖縄県や市町村との対話の積み重ねの上に、辺野古移設を進め、世界で最も危険と言われる普天間飛行場の一日も早い全面返還を実現する」と述べたのである。
 事情を知らない人は、長年、政府が沖縄の意をくんで対話を続けてきたと受け取るだろう。実態は違う。首相はNHKの討論番組で「土砂投入に当たって、あそこのサンゴは移している」と事実と異なる発言をした。類似の印象操作が施政方針にも見られる。
 発端は1995年の少女乱暴事件だ。過重な基地負担ゆえの悪辣(あくらつ)な犯罪に県民の怒りが頂点に達する。同年1021日の県民大会には8万5000人(主催者発表)が参集した。事態を重く見た日米両政府は96年4月、普天間飛行場を5年から7年かけて全面返還することで合意し、当時の橋本龍太郎首相、モンデール駐日米国大使が共同記者会見で発表した。
 その際、橋本氏は普天間飛行場のヘリコプター部隊(約70機)を、嘉手納飛行場など県内の既存の米軍基地内にヘリポートを建設し移転することを明らかにしている。
 モンデール氏は2015年、本紙のインタビューに答え「われわれは沖縄、辺野古だと言っていない。基地をどこに配置するのかを決めるのは日本政府でなければならない」と述べた。地元への相談もなしに、県内に代替施設を求めたのは日本政府だった。
 98年2月、当時の大田昌秀知事が辺野古沖への代替ヘリポート建設に反対する方針を表明する。稲嶺恵一知事は99年に移設先を辺野古沿岸域にすると発表したが、軍民共用空港とし、15年の使用期限を付けることが条件だった。政府は使用期限について「重く受け止め、米国政府との話し合いの中で取り上げる」と閣議決定までしている。
 ところが、在日米軍再編に伴い従来の方針が見直され、V字形に2本の滑走路を配置する計画が06年に決まった。この時、当時の名護市長らは同意したものの、県は了承していない。99年の閣議決定は一方的に廃止された。
 知事選で「県外移設を求める」と公約した仲井真弘多知事は13年、一転して埋め立てを承認する。その後の2度の知事選で新基地反対の民意は明確に示された。それでも政府は翁長雄志知事の要求をはねつけ、玉城デニー知事の訴えにも耳を貸そうとしない。
 施政方針からは昨年の演説で用いた、沖縄に「寄り添う」という表現は消えた。実態と懸け離れているためだろう。
 経緯を振り返ると、積み重ねられたのは対話ではなく恫喝(どうかつ)と懐柔だった。本当に対話を重視するのなら、民意をくんで県内移設を伴わない解決策にかじを切るべきだ。

<関連情報>

自民会派に亀裂走る 県民投票3択可決 会長説得も一致見ず 琉球新報 19.1.30

県民投票3択可決 県議会、全会一致ならず 条例改正 自民反対5、一部造反 琉球新報 19.1.30

県民投票、首長判断再び 辺野古3択 全会一致ならず可決 東京新聞 19.1.30

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Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。かつての行動派も病魔のために身体不如意、情報提供と批評に徹します。

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