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<玄海原発防災訓練>電源不調にてテレビ会議参加しません―内閣府

 原子力防災訓練でトラブルや誤算 内閣府とTV会議できず バス入れず集合場所変更 佐賀新聞 19.2.3

 九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)の事故を想定した2日の原子力防災訓練は、テレビ会議に内閣府が参加できないトラブルが起きたほか、住民避難の集合場所が訓練のために避難計画以外の場所に変更されるケースもあった。訓練で課題を把握できたとも言えるが、想定の甘さや事故時の対策の不十分さも浮き彫りになった。3、4号機の再稼働後、初の訓練に、市民団体からは「緊張感が足りない」と厳しい声が上がった。

 「内閣府は電源の不調により、今回の会議には参加しませんのでご承知おきください」。午前9時15分に始まった佐賀、福岡、長崎3県と玄海町、唐津市のテレビ会議。参加予定だった内閣府の映像は出ないまま、唐津市のオフサイトセンターに詰める原子力規制庁の職員が代行した。

 前日まで問題はなかったが、直前のテストでつながらないことが判明した。重大事故時には国の対策本部の事務局として各現場の情報を集約し、住民の避難指示など政府の決定事項を伝える重要な役割を担う。内閣府は県に対し「原因は調査中」と説明している。

 山口知事は「訓練は極めて重要なので、国にはしっかりしていただきたい」と不快感を示した。テレビ会議の参加予定者が、事故時に対応する政策統括官ではなく別の職員だったことにも疑問を投げ掛け「(こちらは)3県知事が手順を確認してやっている。本人が出てきて訓練してもらう必要がある」とくぎを刺した。・・・

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玄海事故想定3県連携 県原子力防災訓練 再稼働後初、向島で全島避難 佐賀新聞 19.2.3

 九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)の重大事故を想定した佐賀県原子力防災訓練が2日、福岡、長崎両県と連携して行われた。3、4号機の再稼働後初の訓練で、地震との複合災害を想定した。原発から約6キロに位置する向(むく)島(唐津市肥前町)で全島避難を実施したほか、ヘリコプターによる情報収集、避難所での寒さ対策などを検証した。内閣府とテレビ会議がつながらないトラブルもあった。 

 訓練は、県内で震度6弱の地震が発生し、3号機の全ての冷却機能が喪失して放射性物質が放出される事態を想定した。県や市町、県警や自衛隊など75機関が対応の手順を確認し、前日までに実施した屋内退避を含めて玄海町、唐津市、伊万里市の住民3万4165人が訓練した。福岡県は140機関で住民約3600人、長崎県は88機関で住民約1800人が参加した。

 向島からの全島避難を想定した訓練では、実際の人口(54人、1月1日現在)を想定し、島の住民や唐津市職員ら51人が海上自衛隊の船や旅客船など6隻に分乗して避難した。ヘリコプターでは要支援者役の住民ら3人を島外に搬送した。

 障害者グループホームが初めて訓練に参加し、入所者らが唐津市から佐賀市の施設に向かった。複合災害に伴う被災箇所や渋滞状況を把握するため、県警と陸上自衛隊のヘリコプター2機を使って情報収集し、この情報を生かして避難経路を変更する訓練も行った。

 小城市など4市町では避難住民を受け入れる訓練があり、体育館などに設けた避難所にストーブを設置したり、使い捨てカイロを配布したりして寒さ対策を実施した。玄海原発では、大容量空冷式発電機を起動するなどして事故収束に向けた手順を確認した。

 向島での訓練を視察した山口祥義知事は「海自の船やヘリコプターを使うなどさまざまなオペレーションの確認ができた。どのような場合にどういう輸送手段を用いるのか、シミュレーションをさらに進めたい」と述べた。

玄海原発 事故想定し訓練 乗り換え移動「長く感じた」 県北4市の住民 不安根強く 長崎新聞 19.2.3

 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の34号機再稼働後、初めて実施した2日の原子力防災訓練。本県では原発30キロ圏内の県北4市の住民が参加した。松浦鉄道(MR)を使った避難訓練など新たな試みがあった一方、事故に対する参加者の不安は根強く、訓練の検証を求める声も出た。
 午前1110分ごろ、避難訓練用に編成したMRの車両が佐世保駅に入った。佐世保市立江迎中の最寄り駅から乗ってきた教諭と生徒19人が下車し、バスに乗り換えて避難先の広田地区公民館へ向かった。2年の向坂彩鈴さん(14)は「原発の爆発を想像すると怖い。移動が長く感じた」と心配そうに語った。
 同公民館には、生徒らのほか吉井、世知原両地区から約100人が退避。駐車場には車両用のゲート型モニターを新たに配備し、スクリーニングで放射線量を調べた。
 壱岐市では小学生が初めて参加し、市立石田小の児童34人がバスで勝本町の市施設「かざはや」まで避難。海路と空路での島外避難の訓練もあり、一部住民が九州郵船の高速船と自衛隊のヘリコプターで福岡県へ移動した。
 平戸市では離島の住民が市中心部へ逃げる経路を確認。度島の4人が佐世保海上保安部、的山大島の5人が海上自衛隊佐世保警備隊の輸送艇などでそれぞれ海を渡り、市立平戸中で処置を受けた。度島町の民宿経営、川下一清さん(63)は「離島は高齢者が多く、避難は天候に左右される」と不安そうに話した。
 東彼川棚町の町勤労者体育センターには、原発に近い松浦市の住民23人がバスで到着。スクリーニングを受けた後、避難所の住民登録や保健師らによる問診を受け、約50分で訓練が完了した。同市御厨町、農業、七種誠一さん(56)は「実際の避難にはもっと時間がかかるだろう。ルートを分散する工夫もしてほしい」と注文を付けた。

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Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。かつての行動派も病魔のために身体不如意、情報提供と批評に徹します。

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