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牛肉もっと食え 気候変動がなんだ 参院選たけなわのNHKあさイチ

 今朝のNHKテレビ「あさイチ・お得な牛肉 極上の焼き方&選び方(8:15-)」、見るに堪えないから全部を見たわけではないが、肉好きには唾が出そうなステーキの画像を映し出すところから始まり、牛肉消費を誘う宣伝番組のようだった。

朝っぱらから何事かと思ったが、輸入牛肉、とりわけ米国産牛肉がいかに安全で旨いかをくどくど説明する段に至り、そうか、これは米国産牛肉輸入の大幅拡大が約束されるだろう近々の日米貿易交渉への応援歌だと気がついた。時は参院選の真っただ中、トランプ大統領の要求に逆らうことを知らない安部首相への応援歌でもある。

さすが、政権批判を完全に封じる偏向報道で名高いNHKがやりそうなことだ。

貿易問題だけではない。気候変動を回避するために肉消費―家畜飼養頭数―の大幅削減が必要と言われ、牛が這き出す温室効果ガス(メタン)の削減を模索する国も現れる中(デンマーク 牛1頭4万円のメタンガス税徴収へ もっとも安上がりな温室効果ガス削減策 農業情報研究所 18.3.1スイス企業 飼料効率改善で牛のメタン排出削減―気候変動抑制へ 農業情報研究所 19.5.10)、牛肉消費の奨励とは。やっぱり気候変動どこ吹く風で石炭火力発電擁護の日米首脳の応援歌としか思えない。

今回の参院選、争点として浮上しているのは年金、社会保障、消費税・・・どっち転んでも夢(世直しの夢)のない話ばかりだ。年金や消費税がどうだこうだと叫ぶ余裕もない原発事故被災者・ますます強度と頻度を増す豪雨・土砂災害の被災者、恐怖と隣り合わせの基地周辺に暮らす人々、さまざまな国策の犠牲者・・・のことはそっちのけ、脱原発や気候変動との闘い、不戦を叫ぶ・・・候補者は、寡聞にして一人としていない。若者でなくても、投票に行く意欲が湧かない(<政治決戦ぐんま>争点の現場から ダム完成間近 八ッ場に翻弄 募る不信感(群馬) 東京新聞 19.7.10;リニア問題で参院選候補者に注文 川勝知事 中日新聞 19.7.10石木ダム 重大局面も選挙運動で触れず 明け渡し期限迫る 長崎新聞 19.7.8)。

かくなる上は「nhkから国民を守る党(N」に投票するしかないか。

 

  なお、小生はというと、狂牛病騒動以来、牛肉は滅多に食べることがなくなった。狂牛病感染が怖いからではない。「狂牛病教訓」(クロード・レヴィ・ストロース)に学んだからである。大学時代の農場実習で豚を殺してソーゼージを作って以来、豚肉その他の肉も無闇に食べることはできなくなった。モンゴルで人々が羊を眠るように天国に逝かせるのを実見したときは感無量であった。肉食を減らしたい人、一度自分で堵畜してみるか、自分の牛を子牛のときから育ててみるのがいいかもしれない(私の牛がハンバーガーになるまで―牛肉と食文化をめぐる、ある真実の物語 ピーター・ローベンハイム著 石井礼子訳 日本教文社 20045)。

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プロフィール

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。かつての行動派も病魔のために身体不如意、情報提供と批評に徹します。

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