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世界一危険な東京都心の空 羽田新ルート

羽田新ルート 3月運用へ都心通過 都など容認 東京新聞 19.8.8 朝刊1

 羽田空港に着陸する国際便が都心上空を通る新飛行ルートの運用が、来年三月二十九日に始まる公算が大きくなった。七日の国土交通省の協議会で、東京都など関係自治体の代表者が容認した。ただ、住民の間に騒音や落下物への懸念が根強く残るほか、地元議会がルート見直しを求める決議をするなど、理解が得られているとは言えない状況だ。・・・ 

羽田新ルート 騒音対策で降下角度 急に 軽減1デシベルのみ 着陸難度は増 東京新聞 19.8.8 朝刊1 

 羽田空港の新飛行ルートの騒音対策として、国土交通省は航空機の降下角度を通常の三度から三・五度に引き上げる方針を示した。だが、これが「パイロットの負担になり重大事故につながりかねない」と専門家は指摘する。角度の引き上げで軽減される騒音は一デシベル程度にとどまり、対策の意義を問う声も多い。

 角度が〇・五度上がると「操縦席からの外の見え方は別世界」と話すのは、元日本航空機長で航空評論家の杉江弘氏。国交省は稚内、広島の両空港では気象条件などにより「『三・五度の着陸』もある」(航空局)と説明するが、杉江氏は「世界のパイロットは経験しておらず、羽田は世界で最も着陸が難しい空港になり、尻もち事故などが多発しかねない」と警告する。

 日本航空の赤坂祐二社長は七日の国交省の協議会後、本紙の取材に「シミュレーターでの確認もしており、大丈夫」と説明。しかし、ある三十代の現役パイロットは「〇・五度違うと突っ込んでいく感じになり少し厳しい」と打ち明けた。

 危険性が指摘される一方、騒音の軽減効果はわずかだ。北海道大の松井利仁(としひと)教授(環境衛生学)の試算では七六~八〇デシベル(地下鉄車内などに相当)が予想される品川区大井町付近で〇・八デシベル、六八~七四デシベル(バスの車内など)の渋谷区恵比寿付近で一・二デシベル、六三~七〇デシベル(ファミリーレストランの店内など)の新宿付近で一・一デシベル程度の低下にとどまる。松井氏は「一デシベルは騒音計の誤差より小さいほどの値。住民に違いは分からない」と指摘した。 (池井戸聡、皆川剛)

羽田新ルート 急展開に「住民不在」 爆音、落下物…不安尽きず 東京新聞 19.8.8 腸管7

 羽田空港に着陸する国際便が東京都心上空を通る新飛行ルートの運用が、来年三月末に始まる公算が大きくなった。航空機の騒音や落下物への不安から、渋谷・品川の両区議会は三月、計画見直しなどを求める決議を出していた。地元住民らからは「住民不在の判断だ」などと抗議の声が上がった。 (市川千晴)

 新ルートでは、南風時の着陸時、航空機は埼玉県側から都心に入り十三区を通過、渋谷付近は高度約六百メートル、品川区のJR大井町駅では同三百メートルを飛ぶ。来年の東京五輪・パラリンピックに向けて羽田空港の国際便を増やすための計画だ。

 国交省は二〇一七年から一九年二月まで一都二県計六十三会場で住民説明会を開催してきた。だが品川区議会は三月二十六日、「落下物や騒音への不安、国の説明不足で新ルート案は容認できない」とする決議を全会一致で可決していた。

 「羽田増便による低空飛行ルートに反対する品川区民の会」共同代表の秋田操さん(80)は「こんなだまし討ちのようなやり方は通用しない。国策とはいえ、区長には住民や議会の声を国にきちんと伝えてほしかった」と訴えた。

 同じく三月二十六日に「計画の見直しなどを求めた」意見書を全会一致で可決した渋谷区議会。田中匠身区議は「見直しは譲れない、区議会で対応を協議したい。渋谷区の上空では、航空機が着陸に向けて車輪を出すタイミング。氷の塊や部品の落下に対する不安は大きい」と話した。

 「航空機の都心低空飛行に反対する江戸川区民の会」代表の太田美音(みね)さん(71)は「悪天候時には一昨年、約五千回の着陸がありエンジンの爆音で、テレビは音量をあげないと聞こえない。新計画では飛行機数が五倍超になると聞いている。これ以上ストレスを与えないでほしい」と訴えた。

 

追記(8.8 1617分)羽田新ルート3・29開始 都心通過、国交相表明 東京新聞 19.8.8 夕刊

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プロフィール

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。かつての行動派も病魔のために身体不如意、情報提供と批評に徹します。

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