FC2ブログ

記事一覧

志摩市が国に要望 国立公園内全地域でのメガソーラー建設を許可制に

 大規模な太陽光発電施設の開発計画が相次ぐ志摩市、市民が「伊勢志摩国立公園を大切にする市民の会」を結成し、計画中止を求めて署名活動を展開していると伝えた。それに応えてのことかどうか、志摩市が国立公園の景観や生物多様性の保全と、再生可能エネルギーの普及との両立を図るよう求める要望書を国に提出したそうである。

 要望書では、国立公園内に一定規模以上の工作物を新築する場合は全ての地域で許可制とし、自然環境の保全と調和を図ることなどを求めている。竹内千尋市長は「市としてできることは限りがある。鳥羽市や南伊勢町とも相談して、県や国へ働きかけていきたい」と話しているという。

 太陽光発電所建設で志摩市が国に要望書 読売新聞 17.1.30

 これも先に伝えたように、環境省も国立公園内でのメガソーラー建設に対する何らかの規制の導入に向けて動き始めた(国立公園内でのメガソーラー 環境省が規制基準 開発促進の恐れも 農業情報研究所 16.11.30)。119日には昨年来の全4回の検討委員会における議論を踏まえて取りまとめた「国立・国定公園内における大規模太陽光発電施設設置のあり方に関する基本的考え方」を公表した(「国立・国定公園内における大規模太陽光発電施設設置のあり方に関する基本的考え方」について 環境省 17.1.19)。

ただし、この基本的考え方(国立・国定公園内における大規模太陽光発電施設設置のあり方に関する基本的考え方)を見るかぎり、「大規模太陽光発電施設の設置に係る具体的な対応」は曖昧さを残し、先に指摘したような「新たな規制は事実上の規制緩和、メガソーラーは大手を振って国立公園を侵食することになりかねない」といった懸念は払拭されない。

志摩市が要請する「一定規模以上の工作物を新築する場合は全ての地域で許可制」にはほど遠く、このような規制が導入されても、「市としてできることは限りがある」という問題は依然として残る。

それどころか、規制導入に備えた「駆け込み」太陽光ラッシュを生む恐れもある。

そんなことは許さない、一刻も早い「全面許可制」の導入が必要だ。

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。かつての行動派も病魔のために身体不如意、情報提供と批評に徹します。

フリーエリア

フリーエリア

PVアクセスランキング にほんブログ村

カテゴリ