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温暖化時代、「防ぎきれない大洪水は必ず発生する」

ダムや堤防では水害を防げない時代が来る、いや、もうそういう時代になっているのかもしれない。「国土強靭化」ではない、森林の適切な管理と人の住み方(土地利用、都市計画)の「柔軟化」が必要ではないか。

巨大台風と治水 「まさか」はもう通用しない 信濃毎日新聞 19.10.20

 千曲川では決壊、越水地点が中野市や上田市など広範囲にわたった。2044年ごろに終了する現計画が完了していても、今回の水害は防げなかった可能性がある。
 信州大工学部の吉谷純一教授は「いつか発生するのでは」と危機感を持っていたという。
 特に決壊部分の危険性は以前から指摘されていた。千曲川に犀川が合流し、長野市内の水を運ぶ浅川などが流れ込む。流量が増えた先に立ケ花の狭窄部分があり、水位が増しやすい。
 近年は台風などの豪雨で全国各地で氾濫や土石流などが発生し、犠牲者が出ている。整備計画も「防ぎきれない大洪水は必ず発生する」と社会の意識を改革する必要があると強調していた。
 吉谷教授は「堤防を水が越えればいずれ決壊する。被害がさらに大きくなっていた可能性もある」とする。その上で「水害は起きるという意識を持ち、行政に頼るだけでなく、河川監視カメラを確認するなどして住民が主体的に避難することも大切」と指摘する。

 

 <それが可能なところでは、人が住む場所・働く場所を、これを機に河川からできるだけ遠い高台に移すという方法もある>

「暴れ天竜」の異名を持つ「天竜川」沿いのわが故郷の村(集落)は、上伊那郡と下伊那郡を分かつ赤石岳を源流とし・天竜左岸に流れ込む小渋川の合流点から少し下ったやや開けたところにあった。住居は天竜川堤防から数百メートル離れた県道が走る段丘上にあり、堤防からこの段丘までの間は田畑・果樹園になっていた。ずっと下って天竜峡に近づき・川幅が狭まるところまでくると、田畑は桑畑に変わっていた。桑は洪水でも流れず生き残り、水勢を和らげる働きもする。古くから大水害に悩まされてきた先人の知恵である。あの三六災害では、わが集落は壊滅的被害を受けたが、それは天竜本流の氾濫ではなく、小さな支流(谷川=福沢川)上流で起きた土砂崩れのためであった(三六災害アーカイブス(国土交通省)土砂に埋まった福沢川)。

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プロフィール

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。かつての行動派も病魔のために身体不如意、情報提供と批評に徹します。

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