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制裁より非核外交 北朝鮮核兵器開発を止める早道

 北朝鮮の核実験強行にいきり立つマスコミが、足並揃え、北朝鮮の核兵器開発・核武装に向かっての突進を止めるには、国際社会が足並み揃えて原油・石油製品の全面禁輸、金融制裁に踏み切れと叫んでいる。

北朝鮮と安保理制裁論議 圧力強化の包囲網目指せ(社説) 毎日新聞 17.9.6

対「北」追加制裁 原油供給を制限すべき時だ(社説) 読売新聞 17.8.6

核実験強行の北朝鮮に石油禁輸制裁科せ 日本経済新聞 17.9.4

北への石油禁輸 体制揺るがす強力制裁を 産経ニュース 17.9.5

しかし、国際社会の現実からすれば、そんな制裁が実現するとも思えないし、それで北朝鮮が核兵器開発をやめるとも思えない。そんな無益な主張を繰り返す時間を、北朝鮮が何故これほどまでに核開発にこだわるのかに思いを致し、いかにしたら核のない世界を実現できるかを考える時間に充てるべきだろう。北朝鮮は体制維持という一貫した目標のために核開発を続けてきたが、北朝鮮をテロ支援国家と敵視する核保有国(アメリカ)から核攻撃の「抑止力」を持つためであった。核のない世界を作りだす非核外交こそ、北朝鮮非核化への一番の早道だ(時間はかかるが)。

 

今日は、滅多に聞かないそんな主張に出会ったので紹介しておく。 

 朝鮮半島危機 挑発に挑発やめるべき「非核外交」今こそ必要(特報) 東京新聞 17.9.6 朝刊 

 北朝鮮が過去最大規模の核実験を強行し、朝鮮半島情勢は緊迫を増している。この危機に対し、被爆国であるはずの日本の存在感は薄い。安倍晋三首相はこの間、「北朝鮮に対話の用意がないのは明らか」と断言。米朝の危険な挑発合戦を止めるどころか、むしろあおるようなメッセージを繰り返してきた。政界からは危機に便乗した「核武装論」すら漏れ出るが、「非核」外交を見失って立つ瀬はあるのか。

  ついでに、「対話でも制裁でもない『第三の道』」を探る米国の動きを紹介し

ておく。

【アメリカ現代政治研究所】北朝鮮、対話でも制裁でもない「第三の道」 トランプの本音は「外交や経済制裁など意味ない」?(高濱 賛) 日経ビジネス 17.9.6

「金正恩に核兵器を放棄させるには、『米国は本当に北朝鮮という国家を壊滅させる』という現実を分からせること以外にない。それがトランプの本心だ」

しかし、それがトランプ大統領の本心であっても、実際には実行できない。そうした中で注目されるのが、2人の専門家が提案している「第三の道」です。

「金正恩はすでに確固たる決断をしている。核弾頭を搭載できるICBMを実用化して、米本土への攻撃を可能にする戦力を保有するとの決断だ。米国としては、金正恩のこの決断を阻止できるかどうかではなく、北朝鮮のエリート集団を説得できるかどうかが重要だ。彼らに『そんなことをしたら平和や安定を確保するどころか、北朝鮮という国家が壊滅してしまう、だからやめましょう』と金正恩を口説かせる」

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Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務

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