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これも気候変動と関連 豊後水道にクロサバフグ異常発生 海水温の高さが一因

クロサバフグ異常発生 豊後水道、漁具に被害続出 大分合同新聞 19.11.24

 佐賀関、臼津沖の豊後水道でクロサバフグが異常発生し、漁師から被害を訴える声が相次いでいる。アジやタチウオの漁で頻繁に漁具が食い切られ、「狙った魚が釣れず、修理費用も時間もかかる。やってられない」と嘆き節も。海水温の高さが一因とみられ、漁獲量への影響が懸念されている。
 「漁具をフグに取られない日はない。漁師になって20年以上になるが、こんなことは初めて」。県漁協佐賀関地区の須川直樹漁業運営委員長(53)は食いちぎられた仕掛けを見ながら大きなため息をついた。
 関あじ・関さばで知られる同地区の漁師は現在約460人。いずれもアジやタイ、イサキなどを手釣りで狙う。漁具は一式6千円ほど。フグの影響は大きく、「修理や新調には費用と時間がかかる。何より商品の魚を逃がしてしまうのが痛い。組合員全体の損失がどれほどになるか」と頭を抱える。
 佐賀関沖や保戸島周辺にあるタチウオの漁場も同様で、津久見、臼杵地区の漁師から被害が多数、報告されている。タチウオを釣る漁具は一式1万円ほど。運よく糸を切られず回収できたとしても、疑似餌の半数はぼろぼろになっているという。
 クロサバフグは暖かい海を好み、日本の太平洋沿岸に広く生息している。動くものや光るものにかみつく習性がある。毒はないが調理には免許が必要で、価格も安いため県内市場ではほぼ取引がない。
 県近海では例年、7月中旬から確認され始め、10月中にはいなくなる。県漁協佐賀関支店によると、フグによる漁業被害の報告は少なく、これまで漁師の間で話題に上ることはなかったという。
 県農林水産研究指導センター水産研究部によると、今年は豊後水道の水温が秋口から高めに推移している。海面の温度は昨年より1・7度高い21・4度。同研究所は「爆発的な増加の理由は明確には分からないが、水温の高さが一因ではないか」と分析。水温の低下がいつになるか、見通しは立っていない。〝厄介者〟の早い退散が待たれる。

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Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。かつての行動派も病魔のために身体不如意、情報提供と批評に徹します。

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