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これも温暖化と関係?羅臼深層水

羅臼の海洋深層水 減る一方 原因分からず 漁業や特産品に影響 北海道新聞 19.11.11

【羅臼】低温で細菌が少ないとして、町内の漁業現場で広く使われる海洋深層水の取水量が年々減少している。取水施設が稼働した13年前の半分以下にまで減り、今年は漁業者が使用量を抑えている。羅臼漁協の市場や漁船で利用されるだけでなく、深層水を使った食品などは町の特産品としても販売される。設置者の釧路開発建設部根室港湾事務所は7年前から原因を調査するが、特定できていない。

 羅臼の海洋深層水は水温約3度と低温で細菌が少なく、鮮度保持と衛生面で利点があるという。羅臼漁協の市場で使う海水は全て海洋深層水で、魚を入れる漁船の船倉や魚タンクにも使われる。無機栄養塩を豊富に含み「知床らうす深層水」ブランドとして飲料水や加工食品にも活用される。

 羅臼漁港の深層水の取水施設は、開発局と町が2003年度に整備を始め、06年度に稼働した。内径28センチ、長さ約3キロの高密度ポリエチレン管のパイプを、陸側から沖合の海底に向けて敷設し、水深約350メートルの海水をくみ上げている。

 当初は1時間当たり190トンだった取水量は、09年頃から徐々に減り、今年は同80トンに低下した。根室港湾事務所は12年度から数回にわたり、陸上施設の点検や水中カメラによるパイプ外観の目視調査などを実施。取水口にかかっていた漁網を除去した後も、取水量は回復しなかった。

 本年度はシャーベット状の氷で、陸側から約600メートル先までのパイプ内を洗浄したものの、取水量に変化はなかった。道内では岩内港(後志管内岩内町)や熊石漁港(渡島管内八雲町)でも海洋深層水をくみ上げるが、「取水量が低下している事例はまれ」(同事務所)という。

 取水量の減少で、羅臼漁協は今年の秋サケ漁で使う深層水の使用を抑制し、温度の高い表層水を使った。同漁協は「(表層水だと)漁で使う氷の量が増え、漁業者の経費がかさむ。原因究明を進めてもらいたい」と話す。根室港湾事務所は「原因の特定は困難な状況だが、引き続き町や漁協と調査方法を検討していきたい」としている
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プロフィール

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。かつての行動派も病魔のために身体不如意、情報提供と批評に徹します。

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