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中国、米国農産物購入を年160億ドル増やすと確約 一体何を買うのだろう?!

農業情報研究所グローバリゼーション農水産物・食料品貿易>ニュース:2020114日より転載


ロイター通信が、米国と中国が15日に調印する「第1弾」通商合意において、中国は米国農産品購入を向こう2年間で約320億ドル、年160億ドル拡大することを確約した、「17年実績の240億ドルと合算するとトランプ米大統領が目標としていた400億ドルとなる」と報じている。

中国、第1段階合意で米からの輸入拡大を確約 農産品2年で320億ドル増=関係筋 ロイター 20.1.14

改めて2017年(暦年)の米国農産品の対中輸出額を確認すると196億ドルほどだった(USDA  U.S. trade with top trading partners, by calendar year  4/23/2018)。その63%、123.6億ドルが大豆輸出によるもので、大豆輸出量は3200万トンだった。

購入を拡大する160億ドル(2017年購入額の82%)の63%が大豆の購入拡大によるものすると、大豆購入量は2600万トン増えることになる(単価が17年と同じとして)。米国の対中大豆輸出量は5800万トンになる。米国大豆の全世界向け輸出量は5538万トンだ。5800万トンは米国の輸出能力を超えている。

中国は、160万ドルもはたいて一体何を買おうというのだろう。2.4億ドル程度(17年)の豚肉、各々3000億ドル(同)ほどの牛肉、鶏肉ではとても追いつかない。穀物は自給が原則だ。

協定調印の報にもかかわらず、市場(シカゴ商品取引所先物相場)は全然反応していない。大豆はむしろ下落した(今週月曜日、取引が最も活発な320日限先物は先週末の9.46/ブッシェルから9.432/ブッシェルへ)。

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プロフィール

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。かつての行動派も病魔のために身体不如意、情報提供と批評に徹します。

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