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規制委員長 国・国会も原発再稼働の責任を!パブコメに現れる国民の声を聴くのが先決では?

 原子力規制委員会の田中俊一委員長が20日、5年間の職務を終えるのを前に最後の会見に臨み、「原子力に賛成か反対かだけでなく、政策のあり方を国会で深く議論して欲しい」と国に異例の注文をつけた。「安倍政権が「規制委が認めた原発は再稼働する」と繰り返している現状への異論とみられ、「規制委だけで原子力を動かしているのではない」と述べたという。

  「原子力のあり方、国会で深く議論を」 規制委・田中委員長、最後の会見で注文 朝日新聞 17.9.21

 委員長、何が言いたかったのだろう?規制委も間違うことはある、国も(国会での議論を通して)個々の原発の安全性をしっかりチェック、再稼働の是非をめぐる議論に参加して欲しい?そうすることで、国も再稼働政策の責任を負って欲しい?

 ということなら、基本的には賛成だ。ただし、国の責任の取り方にも色々ある。「国会で深く議論」して政策を決めるのも一方なら、国民に広く意見を求めるのも一方だ。規制委は既に、「合格証」を出す前の「パブリックコメント」という、「国民に広く意見を問う」制度を持っている。党派党略が支配する国会での議論よりも、こちらの方が余程公正ではないかとも思われる。

 ところが規制委は、「パブコメ」は「技術的な観点からの意見」を求めるものだとして、ときに基準地震動や火山噴火対策や住民避難計画などにかかわる国民の疑問の声を握り潰してきた(川内原発の例など)。「原子力に賛成か反対かだけでなく、政策のあり方を国会で深く議論して欲しい」と国に注文をつけるのも結構だが、こうした「パブコメ」のあり方を改める方が先決ではないか。

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Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務

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