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「裁判官はどうして真実に目を向けず耳を傾けないのか」

政治の質の低下は官僚のみならず、裁判官の質の低下にもつながっているようだ。

 

支援者ら現場への影響懸念 「あずみの里」控訴審初公判(長野) 中日新聞 20.1.31

安曇野市の特別養護老人ホーム「あずみの里」で二〇一三年、おやつのドーナツを食べ、その後に死亡した利用者の女性=当時(85)=に対する注意義務を怠ったとして、業務上過失致死罪に問われた准看護師山口けさえ被告(59)=一審・有罪判決=の控訴審初公判は三十日、弁護側の証拠がほとんど採用されずに即日結審した。厳しい判決も予想され、介護現場への影響を懸念する声が一段と強まっている。

 「利用者の近くにいただけで介護職員が業務上過失致死罪に問われたら日本の介護施設は成り立たなくなる」。公判後、被告の支援者が都内で開いた集会。木嶋日出夫弁護団長(73)は集まった四百五十人に裁判の結果が与える影響の大きさを見据え、こう述べた。

 人手不足が深刻な介護現場で起きた過失事故を巡り、介護職員の刑事責任が問われた裁判だけに、全国から被告の無罪を勝ち取るために二十六万筆以上の署名が集まり、二十五枚の傍聴券を求めて三百七十五人が抽選の列をつくった。

 弁護側は、利用者の女性の死因がドーナツを食べたことによる窒息ではないとして、脳梗塞の可能性を示すコンピューター断層撮影(CT)画像に加え、専門家による意見書を新たな証拠として提出。専門家の証人尋問も求めたが、東京高裁はほとんどを却下した。

 傍聴した日本赤十字看護大名誉教授の川嶋みどりさん(88)は「介護や看護の現場は、常に事故と隣り合わせ。職員個人が刑事責任に問われるのを恐れ、好きなものを食べたいと願う入所者の思いを無視することは避けなければならない」。支援者の看護師清水孝則さん(53)=安曇野市=は「このままでは介護・看護が萎縮してますます担い手がいなくなる」と懸念した。

 出廷した山口被告は終始表情を変えず、うつむきがちに弁護側と検察側のやりとりに耳を傾けるだけだったが、集会で支援者を前に「裁判官はどうして真実に目を向けず耳を傾けないのか。私は絶対に諦めません。無罪を勝ち取ります」と誓った。

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プロフィール

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。かつての行動派も病魔のために身体不如意、情報提供と批評に徹します。

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