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「判決の論理の組み立て方がむちゃくちゃ」 諫早開門訴訟

結論ありき 問われる裁判官の質

 

【今後の展望】論点は漁業被害に 開門派 和解協議求める 長崎新聞 20.3.11

 今回の判決ではアサリやタイラギ、漁船漁業の漁獲量減少は「湾閉め切り以外の全国的に共通する漁場環境の悪化が要因」とし、「個別の漁業被害の有無を検討するまでもない」と原告の訴えを切り捨てた。
 「判決の論理の組み立て方がむちゃくちゃ。だから、高裁でひっくり返せる」。同弁護団の馬奈木昭雄団長は自信を見せる。堀良一事務局長も「論点は漁業被害で煮詰まってきた。国は追い詰められている。開門して、被害の実態を調べるしかない」と言い切る。

【解説】被害基準がアンバランス 諫干即時開門訴訟 長崎新聞 20.3.11

 諫早、雲仙両市の漁業者が即時開門を求めた訴訟の長崎地裁判決は、原告側弁護団の見立て通り、原告にとって厳しい内容となった。
 判決は、潮受け堤防閉め切りによる諫早湾内の「環境の変化」を認めながらも、漁業被害との因果関係は否定。漁獲量の減少、魚類資源の減少を生じさせている要因については「明らかではない」とし、消化不良感は否めない。潮受け堤防の閉め切り自体が漁業被害をもたらす「環境の変化」と主張する漁業者側には受け入れがたい判決だろう。
 同地裁は20174月、開門差し止めを命じた別の訴訟の判決で、最も開け幅が小さい制限開門でも農業被害の「蓋然(がいぜん)性」があると認定した。だが、今回の判決は漁業種ごとの被害の立証について高いハードルを求めており、「(農業被害と漁業被害の)基準がアンバランス」(原告側弁護団)との不満もくすぶる。

環境悪化の因果関係焦点 諫干即時開門訴訟10日判決 長崎新聞 20.3.8

福岡市内で会見した原告側弁護団の馬奈木昭雄団長は判決の見通しについて「負けるに決まっている」と即答。別の漁業者の開門請求訴訟と営農者らの開門差し止め訴訟の判決を挙げ、「農業被害を『甚大』と抽象的に認定して開門を差し止めたが、開門を求める漁業者には個々の被害額の立証まで求める。今回も負けさせるという司法の意思決定ができている」と厳しい見方を示した。

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Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。かつての行動派も病魔のために身体不如意、情報提供と批評に徹します。

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