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新型コロナと農業・食料 米国アイオワ 豚60万頭安楽死・・・ 20年5月28日

[新型コロナ禍 農と食] 家族で考える「国産」 “風”起こす体験農園 日本農業新聞 20.5.27

 東京都練馬区の農業体験農園「大泉 風のがっこう」に24日の日曜日、母子3人の姿があった。6日ぶりに朝から晴れ渡った空の下、広々とした畑の一角で野菜の手入れや追肥をしている。
 区内に住む桜井純子さん(45)、長男智彦さん(12)、長女晴香さん(9)。農園を運営する農家の白石好孝さん(66)の指導を受け、3月からトマトやホウレンソウなど通年で23種の野菜を育てる。
 智彦さんは4月から中学生、晴香さんは小学4年生だが、新型コロナウイルス禍による3月からの休校で入学式はなくなり、新学年になって学校に行けたのも登校日の1度だけ。生まれて初めての農作業が、思いがけず手にした時間の大きな使い道になった。
 コロナ禍で食料不足が懸念され、自ら作る大切さに気付いたのか。純子さんは質問に「というより」と少し考えた後、「農家さんのものを買うことで、日本の農業をちゃんと守ろうという気持ちになった」と言う。家で食卓を囲みながら「国産を買う意味」を家族みんなで考える。
 農園で利用者を見守っていた白石さんが、その話を耳にして心からうれしそうな表情をした。
 
全国130カ所超

 都市に農地はいらない。1997年、そんな時代背景の中で「風のがっこう」は生まれた。
 バブル経済の余韻が尾を引いていた90年代、東京など都心の農業経営は厳しさを増していた。地方の産地が力を付け、通年で青果物が買える「産地リレー」の時代に、地価の高騰した都市部で農業をやる意味が問われた。狭い農地で少量出荷していては採算に合う値は付かず、東京の農家はやる気を奪われていた。
 江戸時代から300年続く農家で、当時30代後半の白石さんら農協青年部の若手が、生き残りと次世代への農業継承をかけて考え出したのが「体験農園」だった。
 耕作をやめるなどした農地を行政が借り受け、市民に貸し出す「市民農園」は当時から数多くあった。これに対し体験農園は、農地の貸し出しでなく、備品やたい肥を提供し、農家が指導しながら収穫物を持ち帰ってもらう。観光農園と似た経営形態で、農園の運営主体は農家という税法上の位置付けも明確にした。
 練馬型体験農園は「都市農業の新しいスタイル」となり二十数年間に首都圏や関西、福岡を中心に130カ所を超えた。そして、もう一つの理想だった「都市と農村の距離を近づける」ことが、コロナ禍を機に前進していると白石さんは思う。・・・
Food aid effort faulted for neglecting US north-east,FT.com,20.5.27

‎Federal programme to ease hunger during pandemic is described as ‘absolute disaster’