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パリ検察捜査開始 鳥インフルエンザ蔓延の元凶突き止めへ 養鶏場に運び込まれた家禽が焦点

農業情報研究所 2017212日より

  パり検察が、昨年末以来フランス南西部を襲っているH5N鳥インフルエンザ蔓延の元凶を突き止めるための初動捜査を始めた。捜査は、昨年末、大量の家禽がジェール県、ロト・エ・ガロンヌ県、オート・ピレネー県の養鶏業者に送られ得たことを立証、合わせてこれらの家禽がH5N8ウィルスに感染していた可能性があるかどうかも明らかにする。そうすることで、鳥インフルエンザ蔓延の責任は誰(何)が負うべきかを突き止めるという

 Grippe aviaire dans le Sud-Ouest : une enquête pour « tromperie aggravée » ouverte à Paris,Le Monde,17.2.9

 わが国では考えられないような捜査だ。蔓延の元凶は野鳥(渡り鳥)に決まっていると観念されている。しかし、フランスでは事情が異なる。野鳥の渡りのルートから外れているジェール県でも感染が広がっている。タルン県では、大量の感染家禽を運ぶ協同組合がウィルスを運んだと信じられている。

 Dans le Gers, les petits éleveurs de canards entre stupeur et colère,Le Monde,17.1.7

 かねて、鳥インフルエンザ蔓延の元凶は、孵卵・雛供給、養鶏、鶏肉解体処理に分かたれ、その間を鶏の大量輸送で結ぶ工業化された養鶏産業の構造にあると指摘してきた農民同盟は、この捜査は大量殺処分と密閉飼育の強制に終止符を打てという我々の要求に新たな論拠を与えるだろうと歓迎している。それによって、危機に曝されたアウタルキーな農家養鶏、農民的農業を救うこともできるという。

 Grippe aviaire : Le système industriel enfin mis en cause,Confédération Paysanne,17.2.10

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寿

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務

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