記事一覧

「屋内退避でよい」、3日分の水と食糧の用意を 原子力規制委員長 川内原発30キロ圏内離島で語る

昨日の原子力規制委員長の話(田中原子力規制委員長の九州での発言 分からないことだらけなのでどなたかお教えを)の続きである。

 委員長は19日、川内原発から30キロ圏内の上甑島に移動、集まった住民に対して昨日までと同様、「半径530キロ圏では原則、避難せずに、自宅や最寄りの施設などに退避する重要性を強調した」そうである。

 原発30キロ圏 上甑島で意見交換 規制委委員長 読売新聞 17.2.20

 誤解なきよう、これを報じる記事の以下全文を紹介しておこう。 

 上甑地区での意見交換には住民約70人が参加。田中委員長は、避難の判断基準などをまとめた原子力災害対策指針について説明し、「離島の甑島でも、避難ではなく、屋内退避でよい」と話した。

 津波などの自然災害が同時に起きた場合の対応としては、「他の災害への対応を優先すべきだ。原発事故の場合、すぐに対応しないと命に関わるというようなことはない」と述べた。屋内退避期間については「3日間耐えられる水と食糧の用意を」と話した。

 参加した上甑地区コミュニティ協議会長の石原昭憲さん(74)は「避難が不安だったが、屋内退避が基本と聞き、住民も安心できたと思う」と話した。一方、団体職員の山本良造さん(64)は「汚染が広がった福島の事故を考えると、まだ不安が残る」と語った。

 田中委員長は里地区でも住民約60人と意見交換。終了後、「すぐ避難しないといけないという誤解があり、(自治体の)訓練も避難に重点を置いている。これからは屋内退避準備などの訓練が必要だ」と話した。

 これで住民が本当に安心できるだろうか。「すぐ避難しないといけない」わけではないとしても、「屋内退避期間」=3日では「すぐ避難しないといけない」というのとほとんど変わらない。3日過ぎたら、「命に関わるというようなことはない」にしても外が安全になるわけではないだろう。多人数の屋内退避が可能な「遮へい効果や建屋の気密性が比較的高いコンクリート建屋」(原子力災害対策指針)が整備され、長期の籠城生活に耐えられるだけの「水と食糧」が備蓄されていないかぎり、そう遠くない時期に島外に避難せねばならなくなるだろう。

 「3日間耐えられる水と食糧の用意を」などと平然と言い放つ指揮官の下での原子力防災、本当に大丈夫なのだろうか。私が島民だったら、こんな説明には絶対に納得しないのだが・・・。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務

月別アーカイブ

フリーエリア

フリーエリア

フリーエリア