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大雪のときの原発事故 周辺住民は逃げられない 福井大雪の教訓

 7日、東京電力柏崎刈羽原発の安全性について地元住民が議論する「原発の透明性を確保する地域の会」の定例会が7日、柏崎市の市産業文化会館で開かれた。ところが、出席を予定していた米山知事が大雪の影響で会場に辿り着けなかった。

 (再稼動)反対派の委員からは「柏崎に知事が来られなかったように、こんな雪では逃げられない」といった意見が続出、(米山知事は冬季避難訓練を2018年度は行わない見通しを示しているが)早期の実施を求める桜井市長は「冬場の避難が難しいことが知事の欠席で皮肉にも実証された」とした上で、「県は避難計画を作ってから訓練するのではなく、訓練で検証しながら計画を立ててほしい」と訴えたそうである。

米山知事、雪で会場にたどり着けず 柏崎市で開催の柏崎原発意見交換 新潟日報 18.2.8

 北海道ではこの日、 北海道電力泊原発で暴風雪時に重大事故が起きたことを想定した道原子力防災訓練が行われた。原発から30キロ圏内13町村の住民ら約1万人が参加、泊村など5町村の計約530人は30キロ圏外にバスなどで避難し、周辺自治体が受け入れる訓練を実施した。

 泊原発の重大事故想定、初の厳冬期訓練 30キロ圏内13町村 北海道新聞 18.2.8 

 もしも猛吹雪だったら、順調にバス避難ができたかどうか。

 福井県については、大雪による国道8号での車の立往生が連日報じられている。もしもこの時期、原発銀座で重大原発事故が起きたら、先ず一人として避難できないだろう。屋内退避しかない。

 田中前原子力規制委員長は、「3日間耐えられる水と食糧の用意を」、3日過ぎたら、「命に関わるというようなことはない」とおっしゃるが、屋内にとどまるにしても、3日過ぎたら逃げ出すにしても、命は保証されない(「屋内退避でよい」、3日分の水と食糧の用意を 原子力規制委員長 川内原発30キロ圏内離島で語る 時評日日 17.2.20)。こんな所に原発を作り、稼動させるのがそもそもの間違いなのだと、この節の大雪が教えてくれた。

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プロフィール

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。

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原発は核廃棄物の安全な処分方法の確立を待たずに見切り発車すれば破滅的災厄をもたらす(フレッド・ホイル)。事故だけではない、原発そのものが問題です。

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