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玄海原発再稼動 県民の理解は得られた 再稼働にまっしぐら 佐賀県知事

 九州電力玄海原発3、4号機の再稼働問題、山口祥義佐賀県知事が411日に臨時県議会を招集し、意見を聴くと発表した。「山口知事は安全性の確認と県民の理解を前提に再稼働はやむを得ないとする姿勢」を示しているという(玄海再稼働・臨時県議会 4月11日招集 佐賀新聞 17.3.25)。

 県は県民説明会(5カ所)を開いたほか、広く意見を聴く委員会と専門部会、県内20市町の首長から意見聴取し、長崎県に続く福岡県の説明会と伊万里市議会の追加質疑も23日に終わった。知事は「一定の整理ができた。県議会の意見は重く、あまり間を置かずに聴きたいと考えた」言っている。

 今でに紹介してきたように、各地における説明会では多くの住民が安全性への疑念や避難計画に対する不安を表明、再稼動反対の意見も表明した。「安全性の確認と県民の理解」という再稼動容認の「前提」は、誰が見ても満たされていない。知事だけが、前提は満たされたと「整理」したわけだ。

しかし、それでは民意無視の批判を浴びかねない。だから県議会の意見を聴くことで万全を期すというのだろう。しかし、それで結論が変わることは絶対にない。県議会最大会派の自民党だけでなく公明党も再稼動に「賛成」することが明らかだからだ(再稼働・臨時県議会 各会派、対応に温度差 佐賀新聞 17.3.25)。

もはや再稼動を止める手だてはない。せめてもの抵抗に、各地説明会における規制庁などの「たまげた駒下駄東下駄」語録を再掲しておこう。

 

●壱岐市説明会 「原発事故が起き南風が吹けば、放射能は遮るもののない海上を通ってくる。避難の時間はなく、屋内退避しかできないのでは」(住民)―「避難が必要になる可能性は極めて低い」(規制庁)(長崎)壱岐市長が再稼働反対を表明 玄海原発の説明会 朝日新聞 17.3.23

●長崎県平戸市説明会 「航空機落下によっても安全機能が損なわれない」と「本当に確約できるのか」(平戸市黒田成彦市長)―「飛行機が当たっても大丈夫かという審査をするのではない。当たる可能性を計算して、1千万年に1回以下しかないということ」(規制庁)(長崎)玄海原発の再稼働、「地元」範囲示さず 説明会 朝日新聞 17.3.20

鳥栖市説明会 「100テラベクレルとはどのような事故か。どれだけの健康被害が出るのか」(市民)―答えられず(規制庁)(玄海原発・鳥栖説明会 新規制基準巡り紛糾 佐賀新聞 17.3.4

●武雄市説明会 「水蒸気爆発」が起こるかどうかの質問に、「海外の知見も踏まえて水蒸気爆発が起きないことを確認している」、万が一、爆発が起こる想定に関しては「審査していない」(規制庁)(武雄で玄海再稼働に関する県民説明会 佐賀新聞 17.2.23 

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寿

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務

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