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国立市マンション訴訟 市民が基金設立へ 司法に代わって市民自治守る

以下に紹介するのは、沖縄の例を取るまでもなく、近頃後を絶たず、枚挙にいとまがない地方自治・市民自治蹂躙にかかわる話の典型例である。

 ウエブページに載らない新聞購読者にしか見られない記事なので、敢えてその一端を紹介することにした。

 文明国家にはあり得ない、どこの国の話かと疑うような話だが、これは紛れもなく「美しい国」・日本、安倍・自民改憲後の日本でもない今の日本の話である。

 「けったいな」司法にかかわるこの話には特段の批評を加える気も起きない。批評は読者に任せる。

ただ、メガソーラー裁判(メガソーラー環境権訴訟 差し止め請求棄却 大分合同 16.11.12)や川内原発(川内原発停止認めず 福岡高裁支部、住民抗告退ける 東京新聞 16.4.6 夕刊;川内原発:差し止め認めず 新規制基準「不合理と言えず」 毎日新聞 16.4.6)、玄海原発(玄海原発4号機の差し止め請求 佐賀新聞 16.10.26)、伊方原発(愛媛)伊方3号機の再稼働禁止仮処分申請 市民ら訴え 朝日新聞 16.6.1)等の原発再稼動差し止め訴訟にかかわるのもこんな「けったいな」裁判官かと思うと、「美しい国」の将来はないと恐れるのみである。

 

 市民自治救え 基金設立へ 国立・マンション訴訟 元市長の賠償額4500万円に 「一人だけに払わせない」 東京新聞 17.1.14 24

 

 東京都国立市のマンションの景観訴訟をめぐり、市が業者から求められた賠償金が上原公子元市長に負わされている。景観保護に力を尽くした元市長一人に負担を押しつけまいと、市民らがたち上がり、基金設立をめざしている。

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 国立市の景観問題は1999年に始まる。JR国立前から一橋大へ延びる「大学通り」で高さ44メートルの高層マンションの建設計画が持ち上がり、市民の反発を受け、市長だった上原氏は、マンションを桜並木と同じ高さ20メートルに制限する条例を制定した。

 2002年には、住民の提訴を受け、東京地裁が建設業者に、マンションの高さ20メートルを超える部分の撤去を命じた。だが、東京高裁判決はこれを取り消し、06年、最高裁で確定した。

 マンション建設業者が「営業妨害」を理由に、市に損害賠償を求めた訴訟も同時進行し、05年、東京高裁で市が敗訴。08年、最高裁で確定し、市は3000万円を業者に支払った。業者は「賠償が目的ではない」として、同額を市に寄付したが、今度は住民が、賠償金を上原氏個人に請求するよう求めて提訴。11年、住民勝訴の判決が確定し、市が上原氏を訴えた。

 14年の東京地裁は「(上原氏は)景観保護という政治理念に基づき行動しており違法性は高くない」と、市の訴えを退けたが、15年の東京高裁は「景観保護の公益性があったとしても、正当化できない」と上原氏に賠償を命じ、昨年12月、最高裁で確定した。

 基金設立の動きはその直後から始まった。上原氏の弁護団の窪田之喜弁護士は「何千、何万という市民がそれぞれ自分の名前で基金をつくれば、住民自治による景観保護訴訟だったと示す意味がある。既に大きな反響がある」と話す。

 賠償額は毎日増額している。当初の額は05年東京高裁判決の2500万円だったが、034月から支払済みまで年5%の金利があったため、市は083月、金利を加えた3100万円を業者に支払った。昨年12月の判決は、この支払日から年5%の金利を加えた額の賠償を命じており、現在の賠償額は約4500万円に達している。

 上原氏は「年金生活の身で財産もなく、強制執行されれば全てを失う覚悟。基金はありがたい」と打ち明ける。「当時の運動は地方自治、市民自治のまっとうな姿だったのに、司法判断はそれを委縮させた。このままでは、市民のために動く首長はいなくなってしまう。基金の取り組みは、せめて市民自治を救済しようという市民の戦いと受け止めている」。

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コメント

つまり要約するとプロ市民に乗せられては業者に嫌がらせをしたら裁判で負けて、賠償するはめになったが業者は返してくれた。ところが今度は市に損害を与えたと別のプロ市民に訴えられたって話だろ?
でかい金が絡むと必ず起こるいつもの内ゲバなんだからほっときなさいよ。

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プロフィール

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。かつての行動派も病魔のために身体不如意、情報提供と批評に徹します。

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