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名も顔もない、ハンコだけ持つのが「理想の裁判官」 続・裁判官の「主体性」どこへ

昨日話題にした伊方原発差し止め訴訟(差し止め認めず 広島地裁「不合理でない」 大分合同 17.3.31)を裁いた広島地裁・吉田裁判長は、「主体性」を欠く(名も顔もない)ことで日本の「理想の裁判官」と言えるかもしれない。

元裁判官・原田國男氏によると、アメリカで理想の裁判官は「法の尊重、公正さ、良心に従って勇気を持つこと、人間に対する思いやりの四点」で特徴づけられるが、「日本では名もなく顔もない裁判官が理想とされる。裁判官が誰であるかはむしろ問題となってはいけない。というのも、判決というのは誰が裁判官として座っているかにかかわらず、同じであるものとされているからである」(裁判官の余白録 第33回 名もない顔もない裁判官 『世界』 20166月号 218頁)。

これからも、同じ原発や別の原発に関する別の訴訟が相次ぐだろう。そのたびに、「野鳥の会に自由に入会したい」を書いて話題になるほどに「窮屈」な境遇にある(同上、219頁)裁判官による判で押したような決定が出るのだろう。裁判官には頭も心も要らない。ハンコさえあればいい。

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Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務

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