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法解釈の是非を争うよりも他にすることがある 大川小津波訴訟

大川小訴訟の上告/行政の反省につながるのか(社説) 河北新報 5.9


・・・亀山紘市長は7日、上告の方針を固めた理由について「あの大災害を予見できただろうか」

と述べ、控訴審判決に疑問を投げ掛けた。しかし、判決が「予見すべきだ」と指摘したのは、東日本大震災の津波ではなく、高い確率で予想されていた宮城県沖地震による津波だ(

大川小津波訴訟 石巻市上告は何のため 判決は東日本大震災津波を予見しろとは言っていない 時評日日 5.8
 上告の是非を判断する上で判決の解釈に誤解があったとしたら問題だ。亀山市長は8日の臨時会では「宮城県沖地震の予見可能性を吟味した」と発言を修正した。
 判決は、高い確率で起きるとされた宮城県沖地震(連動型)を踏まえ、揺れや津波で堤防は壊れる恐れがあったのに、大川小の危機管理マニュアルでは避難場所すら定めていなかったと指摘。「事前の備え」に不備があり、対策を怠ったことが惨事につながったと認定した。
 上告理由について、亀山市長は「校長や教頭らに専門家並みの知識を求めるのは無理がある」と主張している。
 確かに、判決は学校保健安全法に基づき、教職員らに極めて高度の安全確保義務を求めた。これに対しては学校現場から「忙しい」「専門家ではない」という声が上がっている。だからといって、子どもの生命を守れないのでは本末転倒だ。判決が求める水準と現実に落差があるのなら行政はその差を埋める努力を急ぐべきだ。・・・
 児童74人、教職員10人が犠牲となった惨事を教訓に、どの学校も安全な場となってほしい。そんな遺族の切実な願いに応えたのが今回の控訴審判決だった。市は法解釈の是非を争うよりも他にすることがあるのではないか

 

ここに言う「市」には「県」も付け加えるべきである(<大川小訴訟>宮城県も上告へ 河北新報 5.9)。市長も知事も、「自分ファースト」人間に成り下がった。

 

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Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。

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