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水戸市長 東海第二再稼動の是非は有識者会議で なぜ住民投票に問わぬ?

 農業情報研究所18..6.15)より転載 

原電東海第二原発(東海村)の再稼働の是非を判断するため、水戸市が独自に安全性などを検討するための有識者会議を設置する。委員(17人)の半分程度を市民枠とし広く市民の声を聞き取っていく、他の半分は「学識経験者」や「医療関係者」などの「有識者」で構成するということだ。

 東海第二再稼働問題 委員の半分は市民枠 水戸市有識者会議(茨城) 東京新聞 18.6.15

 しかし、それで「市民」の声をどの程度反映できるのか、前にも述べたように、はなはだ心もとない(原発再稼働 胡散臭い「有識者会議」に委ねていいものか 時評日日 18.5.29)。これまでの経験からみるかぎり、「有識者」(原子力専門家や医療関係者など)の役割は、専ら福島第一原発事故で生じた国民の間の「根拠のない」「原発恐怖」「放射能恐怖」観を正し、払拭することにあったように見えるからである。

「エネルギー問題に関する著名な有識者であられますJR東海会長の葛西敬之様」が言うように、彼らがなすべきことは、世論を転換するために、「原発は安全にマネージメントできること」、「放射能は、日常生活のなかで共存し、活用できるものであること」(年1mSvが怖いなど何の科学的根拠もない)、「日本の産業は原子力を活用した安い電力なしに成り立たないこと」を強調し続けることである( 「原子力は信頼を回復できるか?」  (社)日本原子力学会 シニアネットワーク連絡会(SNW 第14回SNWシンポジウム(平成25年8月3日)報告書最終版

 有識者会議の半分を構成する学識経験者や医療関係者、全力で市民たちの「洗脳」にとりかかる恐れがある。

 市長は「市民の声をどう取り込むかについては、住民投票やアンケートが考えられるが、・・・『まだ分からない』とし、『有識者会議を重ねるにつれて、(市民の声を聞き取る方法の)ヒントが出てくると思う』」と期待しているそうである。

どうして最初から「住民投票」にかけないのか。市民の無知やいわれのない偏見を恐れているのだろうか

 しかし、今時の市民、不確かなことを確かと言いくるめる有識者よりも余程偏見から解放されている。私はそう思う。

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プロフィール

Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務。原発事故で「明るい農業・農村」の夢を失った老い先短い老人です。

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