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シラス台地山林に巨大メガソーラー 木は切っても根は残すというが、表土崩壊は時間の問題

 ガイアパワー、京セラ、九電工、東京センチュリーの共同出資特定目的会社が鹿児島鹿屋市と大崎町にまたがる南北に約2.5km、東西に約1.2kmの広大な山林に出力約92MWの九州最大規模のメガソーラーを建設する。

 「林を乱開発するようなメガソーラーの開発が全国で問題視される中、今回の土地は、『シラス台地』(鹿児島・宮崎の火山噴出物を多く含む台地)と呼ばれる特徴的な地盤で、地表を崩してしまうと地山が傷みやすい。

 そこで、鹿児島県と協議し、造成を最小限とすること、さらに、木を伐採しても伐根はしないことによって、土地をできるだけ傷めずに開発することにした。

 木を切っても、根は残しておくことで、雨が降っても従来のように土地が水を吸収し、鉄砲水のように一気に周囲に流れ出たり、土砂が流れることを最小化する」という。

 九州最大、92MWのメガソーラー、鹿児島でガイアパワーなど着工 メガソーラービジネス 17.4.27

 なんと姑息な!根を残してもいずれは腐る。

森林総研の解説によると、「生育状態が悪く成長が止まったり樹木を伐採して切株になってしまうと根は腐朽していき、表層崩壊(防止?)機能は徐々になくなっていきます。消失するまでの時期は樹種によって違いがありますが早くて3年、耐朽性の高い根系であっても10年くらいです。従って樹木を伐採した跡地の表層崩壊発生の可能性は伐採直後よりも10年後のほうが高いとされています」(森林総合研究所 所報 29・2003-)。

 もともと崩れやすいシラス台地、3年も経たないうちに「表層崩壊」が始まる恐れがある。こんな林地開発がどうして許可されたのか?!

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Author:寿
農業情報研究所(WAPIC)=http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/の所長・所員・小使いを兼務

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